◎インタビュアーの目
UFO、ネッシー、サイババに思いを馳せる空想人間。そんな超常現象を信じる信じないは別にして、越谷選手はどうも右脳が発達したアスリートのようだ。実は、どんな競技でもスキルアップを追及する場合、この右脳の発達具合が大きな鍵を握ってくる。既存のスキルにない新しい技を見出そうとすると、どうしてもイメージやアイディア、創意が大きなポイントになってくるのだ。この部分を大きく司るのが、右脳なのである。誰もが知っているように、バレーがお家芸といわれていた頃は、一人時間差だとか、光攻撃、A、B、Cクイックなど日本初のオリジナルの技を生み出して、身長差というフィジカル的な大きなハンディを補ってきた。しかし、日本から新しい技が生まれなくなって二十数年、比例するように日本バレーの実力の降下も始まった。日本が再度、世界のトップにランクインするためには、新たな技の構築が必然である。越谷選手と話していると、意外にこういうタイプの選手が面白い方法論を生み出すのかもしれないと思った。ネッシー攻撃、UFOブロック、サイババレシーブ。三次元を操る奇抜なアイディアを越谷選手に期待しよう。
[戻る]
[戻る|0.TOP]
(C)2004 Fuji Television.