Y:お母さんは、女手ひとつで2人の息子を育てられたんですね。ヤンキーな息子たちで気苦労は絶えなかったでしょう(笑)。
K:いや、母親の方が僕らよりもっと男っぽい。面白いですよ、うちのお母さん。僕があまり喋らなくなったのは家庭環境のせいなんです。兄と母が自己主張がすごく強いから、いつも喋りまくっている。そうすると僕の出番がなくなるじゃないですか。いつのまにか、聞き役が僕の役目になっちゃった。2人とも「自分が一番」というタイプなんです。母は、僕を苗字で呼ぶんですよ。「コシーッ」とかね。Vリーグの時もファンの人たちの中から「コシヤーッ」という聞き慣れた声が聞こえるので振り向くと、うちのお母さんだったり。怪我をして練習を休んでいると「お前、もうバレー辞めろよ、根性ねえな」と言われちゃうし。「おめーは」としょっちゅう喝を入れられています。僕らを苦労しながら育ててくれていたので、小さい頃は「お小遣いちょうだい」なんて言えなかった。パートをしていたんですけど、どんな仕事なのか聞きたくなかったです。
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