インタビュー・文/吉井妙子

4年に1度のバレーボールのビッグイベントで、来年夏のアテネオリンピックへの出場権をかけ た「ワールドカップバレーボール2003」が11月1日から日本で開催される。全日本女子“期待の 19歳”大山加奈選手。次世代のエースは、持ち前のパワフルスパイクに加えて、コース打ちの精 度が増した。高校2年生の時に、栗原恵と決勝で対戦した春高バレーでは、球史に残る大砲合戦 を制し、チームを初優勝に導いた。昨年の世界選手権、アジア大会でもエースとして活躍した。 ワールドカップ本番を目前にした心境をスポーツジャーナリストの吉井妙子氏がインタビューし た。(9月1日。大阪での合宿にて)
【WorldCup 2003:世界の強豪チーム12カ国が激突する熱戦の模様をフジテレビ系列では独占中継する。日本戦については、全戦(男女)22試合をゴールデンタイムで放送する。】
Y:間近で見ると圧倒されるような身体。19歳でその身体的存在感を醸し出すとは、相当なトレーニングを積んできましたね。
O:ウエイトトレーニングは中学時代からやっていました。ただ、中学生の頃は身体に対する知識がそれほどあったわけではなく、たまに学校に来てくれるトレーナーさんのアドバイスを思い出して、自分たちで勝手にやっていた感じなんですけど、高校時代には専属のトレーナーさんがいたので、その方が作ってくれるメニューをこなしたり、自分でももうちょっとこの辺に筋肉が欲しいと思った時は相談しながら、納得の行くトレーニングはしてきたという自信はあります。基本的にその時に勝つためのトレーニングではなくて、将来を見据えたうえでの身体作りをしてきました。でも、まだまだこれでいいとは思っていません。今、欲しいなと思うのは体力ですね。
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