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キャストスタッフの一言
旅人
中村雅俊

いち視聴者として紀行番組を見ていた時は、旅する人たちが非常に上手いなと思って見ていたんですが、今回初めてやってみて、本当にただ俺がそこにいるというだけでやらせていただきました。「こんなことをやってみよう」という設定はなく、いろんな人に出会い、その中でのいろいろな事件とかハプニング、そういうものをこの番組の中に入れようという趣旨なので、何が起こるかわからない状態で出させていただきました。
最初にカナリア諸島という話を聞いた時は、正直言ってどこにあるかわからなくて説明を受けていたら、まず話に出てきたのは、大瀧詠一さんの「カナリア諸島にて」という曲でした。「ああ、あの歌ね。それで?」。それ以後何も知らなくて。ただ澤田プロデューサーから「大西洋のハワイ、楽園だ」と聞いた時、ついつい気持ちが傾いていきました。そして、カナリア諸島には日本人がいないということなので、これはすごいところだなと。ただ、宮城県の人だけはいるっていうことなんですよ。なんのこっちゃと思ったら、マグロ漁船の基地なんだそうで、俺も宮城県の女川という小さな田舎町の出身で、なおかつ、親父がカツオ船やってて、おふくろが飲み屋やってるっていう、ドラマの設定にでも出てきそうな環境に生まれているので、なんだか同じ匂いを感じるっていうのもありました。そんなことも、この番組をやってみようという一つの原因になったんです。それから、旅そのものに非常に憧れるというか、旅は非日常的なことなので、違う環境に自分を置く作業もちょっと必要かなという思いがありました。振り返ると、生きてきて51年経つんですけれど、人生の中でいろいろな決断をする時って、意外と旅とか移動しながらだったということもあったので、今回の旅に対して、何かしらの期待も強くありました。長い旅だったんですけれど、車に乗って次のロケ現場に移動する間にいろいろ考えたりするのは、今までの自分もそうだったので、今回もそういうことが起きたらいいな、でも旅ってそういうことをさせてくれるんじゃないかなと、いろんな思いでカナリア諸島に行かせてもらいました。一言で言って、楽しい時間でした。リフレッシュもできました。多分、画面を見ると元気な中村がそこにいると思います。

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(C)フジテレビジョン