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キャストスタッフの一言
清原邦夫
(フジテレビ スポーツ局 スポーツ部)

この度「PRIDE GRANDPRIX 2003 開幕戦」をフジテレビの念願でありました、プライムタイムでの当日放送を実施させていただくことをご報告させていただきます。「PRIDE」とフジテレビとのお付き合いですが、榊原社長が、まだ、東海テレビに勤務をされていた1996年に遡ります。当時、まだ河田町にありましたフジテレビに、ヒクソン・高田戦の企画書を携えて乗り込んで来られて、熱くプレゼンテーションをされていかれたんですけれども、それが1年後の1997年の10月に「PRIDE1」という形で実を結びました。しかし、当時、フジテレビでは総合格闘技に対する社内的理解が十分得られたわけではなく、榊原社長が望まれたような形での協力体制を「PRIDE1」ではとることが出来ませんでした。それが、正式に株式会社ドリームステージエンターテインメントが発足した「PRIDE5」からは、「PRIDE」に関する映像制作は全てフジテレビで行っている関係でございます。この中にはスカパー!におけます生放送の番組供給。そして、会場内のVTRの制作。パッケージビデオ・DVD。そしてもちろん、フジテレビにおけますダイジェスト放送ということ全てが含まれております。当時、K-1がすでに地上波におきましてはゴールデンタイムのソフトとして確立しておりましたから、記者の皆様からは、フジテレビとして「PRIDE」はいつゴールデン放送をするんですかという質問を今に至るまでよく受けているわけですが、私個人といたしましては、ゴールデンタイムでも十分通用するソフトだと認識しておりましたし、最近ではフジテレビでも、社内のコンセンサスとして固まりつつありました。ところが、ドリームステージさんとして、「PRIDE」に関しては、スカパー!におけるペイパービュー放送と地上波におけるダイジェスト放送という、2軸のメディア戦略をとられていた関係で、フジテレビとしては、今まで1度も当日放送をしたことがありませんでした。スポーツソフトは将来急速にペイパービューにその市場をシフトしていくと思われますので、その意味で「PRIDE」は時代の先陣を切って走ってきたんだなという気がします。それが今回、ドリームステージさんとスカパー!さんとフジテレビ3社の合意によりまして、今回の「PRIDE GRANDPRIX 2003 開幕戦」をフジテレビにおける当日放送、そして、11月に行われます決勝戦をスカパー!でペイパービュー放送という新しい座組みで放送する運びになりました。もちろん、8月10日の開幕戦もスカパー!ではイベントの最初から最後まで完全生放送をペイパービューで放送いたしますし、11月の決勝戦に関しましても、フジテレビでは後日ダイジェスト放送を全国ネットで行う予定です。今回、新しいメディアの座組みで行う「PRIDE」にふさわしい、素晴らしい選手の方々にお集まりいただきまして、非常に期待感が高まっているんですけれども、我々フジテレビとしても今までの格闘技中継で培ったノウハウを注入して制作者の魂のこもった番組を作っていきたいと思っております。

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