*-*-ヤサイ、サイタ。-*-*
#43 ビワ
白い花びらが肩を寄せ合うように咲いているこの花。
何の花かと言いますと…そう、これは、ビワの花。
バラ科の花なんですよ〜
「ビワ」っていうと、楽器の「琵琶」を想像する人が多いと思うけど…それもそのはず!
この楽器の形に似ているってんで、「ビワ」って名前が付いたんだとか。確かに似てる!
茶道の世界で使われる高麗茶碗…
素朴で自然な美しさが、茶道の情緒を感じさせます…って、何で突然、お茶の話になってんの〜!?
実は、この高麗茶碗の色は、「枇杷色」と呼びます。
ビワの色をどれだけ美しく表現しているかが基準になっているんですって。
…てなわけでコチラ!「喜佐衛門井戸」!
さすが国宝!いい枇杷色してますっ!
ビワの中にある、大きな種。
実は江戸時代、この種を植えたことで、大成功を収めた女の人がいるんです…。
ある日、代官屋敷に行儀見習いに出されたシオちゃんは、その屋敷で、生まれて初めてビワを食べました。
「やーん♪おいしい〜!」
すっかりビワの虜になったシオちゃんは、ビワの種を故郷の長崎に持ち帰り、育てることに…すると、シオちゃんのビワは町中で大評判に! 瞬く間に、長崎じゅうに、広がっていったのです!
それから200年余り。
シオちゃんが持ち帰った1粒の種は、長崎県を代表する果物になりました。
めでたしめでたし。
そうそう、ビワって、実は寒さにすごく弱いって知ってた?
だから家で食べる時は、冷蔵庫で冷やさず、出来るだけ早く食べた方がいいんだって!
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