*-*-ヤサイ、サイタ。-*-*

#21 レモン

白い花びらが可憐なこの花。
何の花かわかる?ヒントは、初恋!
そう!これはレモンの花!
初恋の味って言うでしょ。
レモンといえば、やっぱりビタミンC!
すっぱくって、運動の後に食べるとスッキリ!

だけど、実はあのすっぱい味の正体は、クエン酸!
「クエン(枸櫞)」とは、古い中国語でレモンのこと。
漢字で書くと、難しい!
…とは言え、レモンにビタミンCがたっぷり含まれているのは、周知の事実。
人間はビタミンCが不足すると病気になりやすいか、本当に大事な栄養分なの。
昔からビタミンCの必要性は知られていて、長い旅に出る船乗りは、必ずレモンを舟に乗せていたんだって。どんぶらこ〜。
そんなレモンが日本に伝わったのは明治時代のこと。
熱海のとある旅館を訪れた外国人が自分で持ってきたレモンを食べたあとに…
とりゃぁ〜〜!
…と、種を庭に投げちゃった!
すると、何と庭先にレモンが生えてきちゃったんだって。
そう!レモンは偶然出来てしまったのです!
その後、レモンは和歌山県から現在、収穫量日本一の広島県瀬戸田町に伝わりますが、その伝わり方もこれまた偶然!
和歌山から買った他の果実の苗にたまたま!レモンの苗木が3本まじっていたのです!
何と言う数奇な運命!
偶然に偶然が重なって、日本に定着したレモン!
今となっては、この偶然に感謝!

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