*-*-ヤサイ、サイタ。-*-*
#12 ナス
鮮やかな紫色。
この色を見れば、もう何の野菜か、わかったよね!
そう! これは、ナスの花。つやつや…!
ナスが日本にやってきたのは、1200年前の奈良時代。
けっこう、古くから作られてるのね…
今では作られている地域によって、その形や味はいろいろ。
まずはポピュラーな千両ナス。 関西より西では、なが〜い長ナス。
ま〜るい京都の賀茂ナスに、 一口サイズの可愛い子ナスなんてのもあるのね。
でも、これだけ形が違うってことは、料理で使う時にも向き不向きがあるのかしら。
先生、教えてくださ〜いっ!
「千両ナスと長ナスは、煮崩れしやすいので、焼き物に向いています」 ほぉ、なるほど。
「賀茂ナスは、実がしっかりして、 煮物に向いています」 ふむふむ。
「水ナスや小ナスは、芥子漬け、浅漬けなど、 お漬け物に最適ですね」 さすがは先生!
さ〜て、今晩は何にするかな。
これ、お盆のお供え物で見るわよね、「茄子牛(なすうし)」といって地域によって役割はいろいろだけど、ご先祖様の大切な乗り物なのよ。
そしてこちらは、初夢で縁起のいい、「一富士、二鷹、三なすび」!
なんでナスビなのかって言うと、昔、夏野菜のナスをお正月に食べるのは、とっても値段が高くて、庶民の憧れだったんだって。
だから、せめて初夢でナスに会いたかったのねぇ。 よかったぁ、今の時代は一杯食べられて!
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