学問の秋スペシャル
日本の歴史

■この壮大なる企画が産声を上げるまで…

構想2年、200時間を超える会議…時には1回の会議が20時間を超えて幾度も朝を迎えました。
まずは日本全国の20歳以上の男女600人を対象にアンケートを行い、日本史に関する好き嫌い、そしてその理由を細かく調査。歴史が持つマイナスイメージの原因を徹底追究した上で「歴史を楽しくみていただく」(小島美佳 制作プロデューサー)つくりにこだわったのが、この「日本の歴史」なのです。

アンケート結果はまさに今の日本を投影するものとなっています。
特に日本史に興味のない人の理由が興味深い。
○「過去のことに興味がない」
○「覚えにくい」
○「人の名前などがややこしくておぼえにくい」
といった理由が多くを占めています。
多くの人が日本史を記憶しなければいけないものとして捉え、その覚えにくさからマイナスイメージが植え付けられているようなのです。

現在のことに興味の中心がある、という点も気になる回答。
そんな誰もが苦手意識を持ちがちな日本史を共に学んでくれることになるのが自身も「日本史は苦手でした」と語る草なぎ剛なのです。
草なぎ剛をガイド役に選んだ理由を小島美佳制作プロデューサーはこう語っています。
「30歳を過ぎる頃になると、誰もが結婚とか出産とか、自分以外のことでも
生活環境の変化について考えさせられる機会が多くなる。親がいて自分がいる、長い歴史を経て今の自分がいるんだな…ということを意識するようになる。草なぎさんはちょうど30代に突入したところ。今までよく解ってなかったこの国の歴史を、もっと知っておかなくちゃ、という気持ちを実感を込めて表現していただけるのでは!?と思い、お願いしました。」
そんな草なぎ自身も収録を終えて「坂本龍馬が薩長同盟を成立させたのは今の僕と同じ31歳。すごいなと思いました。」と語り、歴史への認識にも現実感が増してきたよう。
草なぎとともに、2000年にも渡る歴史を4時間で、しかも古代から順を追って学んでいくという試みはテレビ史上初のことであり、番組制作に異例の時間と予算がかかっているのです!
4時間の番組中に、さらにいくつもの番組が混在するような作りは、かつてない豪華さ。本格的ドラマを初め、クイズ、トーク、グルメ、お宝、お笑い…。現在のバラエティー番組におけるあらゆる手法を使い、楽しく歴史を学んでもらおう!という大きな仕掛けなのです!!

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