女の一代記
瀬戸内寂聴
イントロダクション

「自分の心の奥にひそむ烈しい情熱は、恐ろしい破壊力を持っていた。」

『瀬戸内寂聴〜出家とは生きながら死ぬこと』11月24日(木)21:00〜23:08

若かりし頃の激情の日々から出家に至る心の静寂を得るまでの壮絶な人間ドラマ

瀬戸内寂聴の法話は、聴聞者を励まし、勇気づけ、心を浄化させてくれる。
その魅力的な生命力溢れる言葉の数々は、年齢を問わず、聞く者の心を捉えて離さない。
天台寺や京都の寂庵で行われるあおぞら説法には毎回多くの人々が訪れ、女性ファッション誌にはひきもきらずインタビュー記事が掲載される。
作家としても多作であり、83歳の現在も、精力的に活動を続けている。

しかし、その人生は平穏なものではなかった。
学生結婚、夫と子供を捨てて走った青年との恋、不倫の愛、奇妙な三角関係、男たちとの別れ、激しい創作の日々、そして51歳での出家。
このドラマは、自らの情熱のまま、さまざまな恋の修羅を生き抜いた瀬戸内寂聴の波乱の人生と、「出家とは生きながら死ぬこと」と心得ながらも、男たちの死を見届け、自分ひとりが生き長らえているという孤独を内に秘めた現在の彼女の姿を鮮やかに描き出す。

そんな濃密な人生の主人公には宮沢りえ。
その確かな演技力と圧倒的存在感で、情深く、業深く、自らの衝動のままに突き進んだ瀬戸内寂聴を演じる。

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(C)フジテレビジョン