大奥瓦版

星野真里さんコメント <御台所付・雪江 役>
 私は昨年の連続ドラマの「大奥」を見てたんですけど、ハマッてました。女の人だらけで、着物やカツラとかみんな綺麗だし、自由がきかない時代だからこその葛藤とかあって、誰に感情移入するわけではなく、その回その回に引き込まれて対決を面白く見てました。
 だから今回「大奥スペシャル」のゲストで出していただき、実際に「御鈴廊下」を見てとても感動しました。
 私の演じる雪江は、御台様の心の支えになるように、そしてある使命を抱いて大奥に入ってくる。背負ってるものが大きいので、演じるのがちょっと不安でした。自分にとって今までにない重い役なので。雪江がしゃべる薩摩弁のセリフは、方言指導の先生が入れてくださったテープを聞きながら覚えました。意外に頭の中に入ってきやすかったです。
 菅野さんと浅野さんは、本番が始まる直前まで二人ともにこやかなのに、本番になったとたん、声質まで変わってバチバチ火花が散るので、思わず見入ってしまいました。
 「大奥」という限られた世界だからこそ描けるものがあり、それが哀しかったり、苦しんだりするんですよね。「大奥」は、改めて時代劇は面白いなと思えた作品です。
(2004/3/24掲載)

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