新ニューヨーク恋物語
竹内結子さんインタビュー
Q.最初にこの作品に出演されるというお話を聞いたときの率直な感想を聞かせてください。
A.まずは 「え?私も出演させてもらっていいんですか?」 という気持ちがありましたね。 この 「ニューヨーク恋物語」 という作品は、 ある意味で世界が出来上がっているところですよね。 そこに自分が入っていけるかという不安があって…。
Q.それでは15年前の 「ニューヨーク恋物語」 にはどのような印象が?
A.再放送で見ていたんですけど、 大人のラブストーリーですよね。 一つ一つの描写や雰囲気、 景色がかっこいい!という…。
Q.竹内さん演じる英子という役はとても複雑な役だと思うのですが、 どのように演じていこうと考えていらっしゃいますか?
A.うーん…役としても難しいですよね。 自分の目的のために田島さんに近づくも、 田島さんに惹かれていってしまう。 ミイラ取りがミイラになるとでもいうような、 心が二分されてしまうアンバランスな自分を感じます。 田島さんのことも大切に思ってしまったし、 自分の本来の目的も絶対にあきられないし…切羽詰まっているんですよね。 どのように自分を作っていったらよいのか悩みながら演じています。
Q.田島という男のどの部分に英子は惹かれていくと思いますか?
A.例えば、 「10」 のうちの一つでも笑って答えてくれるないし、 やさしさのようなものを感じられたら、 田島さんの中の人間らしいところを垣間見たい、 見られるかもしれない…、 そう思い始めると、 もっと相手を知りたくなるし、 気付いたらすごく惹かれていくのかな…って。 最初に近付いたのは自分ですけど、 「この人を放っておけない」 という気持ちもあると思うんですね。
Q.田村さんとは初共演ということですが、 印象はいかがでしたか?
A.普段から田島さんの雰囲気もまとった感じもするなあ、 と思いました。 本当に素敵な方ですね。 暖かく迎え入れてくれる方なので、 ホッとしました。
Q.田村さんは 「英子は天使のような女性で、 そういう女性に田島は惹かれてしまう」 とおっしゃっていましたが…。
A.そこがだまされているんだと思います、 田島さんは (笑)。
Q.「新ニューヨーク恋物語」 を楽しみにされている方は本当に多いのですが、 竹内さんから見どころを教えていただけますか?
A.そうですね。 この作品に私が入っていって、 「相手役です」 となると、 「え!?何歳離れているの?」 とそういうことを考えてしまいがちなんですが、 そういう意味合いでのラブストーリーではなくて (笑)。 たぶん、 田島さんは自分のことを 「人のためには生きられない」 「人のことをちゃんと愛せない」 と決めつけているような気がしますが、 田島さんなりに人を愛したりもしていると思うんです。 きっと前の 「ニューヨーク恋物語」 を見ていた方は田島さんのまた少し違う面が見られるのでは、 と思っています。
Q.田島が違う面を見せるきっかけを作るのは英子、 ということになりますね。
A.ええ。 そのあたりのプレッシャーをひしひしと感じております (笑)。

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(C)フジテレビジョン