\\ ナニワ金融道6 \\
これまでのあらすじ

■パート3

灰原達之(中居正広)が帝国金融に入ってから2年。先輩・桑田澄男(小林 薫)の監督指導のもと、日々この世界の“やり方”を身につけつつあった。
ある日、灰原と桑田はスナック「下心」のママ、川田京子(白石ひとみ)に店の改装費用500万円貸してほしいと相談を持ちかけられる。すでにほかの店から100万の借金がある京子に対して灰原は、保証人がいればという条件を出した。翌日、京子は、保証人として社会保険事務所に勤務する清水(金田明夫)をともなって来店し、500万を受け取った。しかし、帝国金融を出た京子は、清水に礼を言って別れたあと、高級車で乗りつけた難波銀子(浅野ゆう子)と待ち合わせをしていた。この女・銀子こそ“ミナミの難波銀行”と呼ばれおそれられる高利貸しで、後々“帝国金融”をおびやかすことになる女だった。
その夜、灰原は300万貸してほしいという電話を受けた。4階建てのビルのオーナーで求人広告の代理店社長という軽薄一郎(佐藤B作)は、マルチ商法まがいの商品に手をだし、本業の資金繰りに行き詰っていた。今夜中にといわれたが、審査が必要なため、灰原は断った。だが、せっぱつまった軽薄は、信用だけで300万を用立てるという銀子にすがってしまう。
そして、“トイチ”という10日に1割という高利貸しをむさぼり取られることになる軽薄を、社員たちは金を持ち逃げして見捨てていった。軽薄を親代わりとして信頼する従業員のみどり(石田ひかり)は、不安になって灰原に相談するが、即金で大金を差し出す銀子を信じきる軽薄は、持ち逃げされた金の穴埋めとして、またもや500万を借りてしまう。さらに、空いたままの軽薄ビルにテナントを入れれば、賃貸の保証金として1000万ぐらいたやすく入ってくると軽薄に経営指南まではじめた銀子。

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