ドラマスペシャル
奇跡の動物園
〜旭山動物園物語〜
◇出演者コメント
┗津川雅彦
旭山動物園をテーマにドラマ化する、という話を聞いて非常にわくわくしました。
そして今回、このドラマの台本を読んで、旭山のような動物園が作られたのは世界的な発見じゃないかと思いました。この動物園を作られたスタッフの方々のすごい才能というか、コロンブスの卵的な発想には非常に驚かされます。その発想は、よく動物の生態を見極めることから生まれていて、結果、世界中の動物園が気づかなかったことを成し遂げているんです。動物たちを生き生きとさせる工夫で、お客に面白さや驚きを与えている。だから旭山の動物はどこの動物園よりも毛づやはいいし、獰猛だし、目がぎらぎらしている。私自身、動物の野生の気高さ、プライドを見せ付けられました。また来たいと思わせる動物たちの魅力が、日本一の入場者数を誇る旭山動物園にしたんですね。
私が演じる園長は本当におもしろい役で、動物園の3つのジャンルを一手に引き受けています。元飼育係・獣医であり、予算をもらうための外との交渉役でもあり、そして園の飼育係・職員のまとめ役である、という3つの役割です。どういうキャラクターであれば、その3つを全部こなせる人になるのかと随分考えました。僕は、旭山動物園のやり方そのものに惚れてしまいましたから、とにかく動物園を代表する園長なので、動物園の名誉のためにもしっかりやりたいとがんばりました。終わった後は非常にいい仕事をしたという実感が残りましたし、すばらしい出来になっているという自信があります。
旭山が日本一の入園者数を獲得することになるまでの過程には、あらゆることの成功パターンに通じるものがあると思います。それは決して、奇跡を起こしてやろう、というのではなく、コツコツ努力をする、率直に向き合う、そういう姿勢が奇跡をおこし、世界にむけて実績をあげる唯一の方法なんだ、ということが見て頂いてわかると思います。
ドラマを見て頂いた方が、元気が出る、オレもやってやろう、という気持ちになる。そして、旭山の基本にあるセオリーを自分に取り入れてやれば、自分の成功につながる、というメッセージが潜んでいると思う。そのことをしっかり見て頂ければ、これはお得です!
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