｢吉田さんからﾀﾞｳﾝを奪う｣
吉田秀彦&中山和裕
吉田秀彦選手は2年前、柔道の世界からﾌﾟﾛ格闘技の世界へ転向。今やPRIDEを代表する日本人ﾄｯﾌﾟﾌｧｲﾀｰとして活躍していらっしゃいます。その吉田選手の愛弟子で同じく柔道家でありながら、ﾌﾟﾛ格闘技の世界に挑戦中の中村和裕さん。輝かしい柔道の実績に裏打ちされた勝負度胸と柔道仕込みの寝技で明日のPRIDEを背負うべく活躍中です。練習も共にこなす2人は、先輩、後輩関係なく熱くなってしまうようです。｢(練習で)ｽﾊﾟｰﾘﾝｸﾞやりますよね。中村くんはﾎﾞｸｼﾝｸﾞやってるんですよ。僕、あまり打撃好きじゃないからやらないんですよ。2人で打撃の練習していた時に、(中村さんから)1回ﾎﾞﾃﾞｨくらったんですよ。そしたら息ができなくなって、そのままうずくまってしまって。で、殴ったｶｽﾞ(中村さん)の顔を見たら笑ってましたよね｣練習中にも関わらず、先輩の吉田さんを会心の微笑みと共にﾀﾞｳﾝに追い込んだという中村さん。吉田さんが言ってる通りなんですか?｢最初は軽い気持ちで(ｽﾊﾟｰﾘﾝｸﾞを)やってたら、(吉田さんが)けっこうﾁｮｺﾁｮｺ当ててくるんで腹たってきて。あれは、完全にﾀﾞｳﾝでしたね。吉田さんはﾎﾞﾃﾞｨって言ってますけど、顔面ﾌﾞﾝ殴ったんですよ。吉田さんは試合でもﾀﾞｳﾝしたことないんですけど、僕が人生初のﾀﾞｳﾝを奪ったんです。思いっきり殴りましたからね｣と、多少吉田さんとのお話に食い違いがあるのですが、それにしても吉田さんはやり返さなかったんですか?｢寝技になると、ｹﾁｮﾝｹﾁｮﾝ(弱い)ですから｣するとすぐに｢でも打撃では自分の方が･･･｣と言い返す中村さん。2人は収録中にも関わらず言い合うのでした。
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