「スケ番とブリっ子」
中田久美&大林素子
女子バレー全日本の黄金期を共にセッターとアタッカーとして支えた中田久美さんと大林素子さん。もうジャンクでもお馴染みの関係のお二人ですが、お二人が出会った頃ってどんな関係だったのでしょうか?「今、メグ&カナがアイドルって言われてたじゃないですか。でも、元祖アイドルって(私たちが)言われてたんですよ。昔は(中田久美さんが)三原順子と(大林素子さんが)松田聖子みたいな。久美さんは昔からセッターなのに気性が激しいというか『もって来いコラーッ!』って・・・厳しい方で、(最初は)正直緊張してしゃべりかけられないんですよ。『久美さん』て呼べなくて、呼ぶ時には『あの・・・』としか言えないんですよ」と、全日本のエースも最初はかなり中田さんに緊張していたとのこと。しかし、中田さんのお話からは大林さんがそんな風に緊張していた様子は伺えませんでした。「私、ずっとセッターをやってていろんな選手のトスを上げてたじゃないですか。ある時、スパイク練習してたんですけど、素子は私が上げたトスを『打てない!』と、床に叩き付けたんですよ。もう『ブチッ!』と切れましたね。『何て失礼なヤツなんだろう』と思いました。私を誰だと思ってたんだと。(自分より)8つぐらい上の先輩からも、私はトスのことは言われたことなかったんですね。なのにジャンプもしないでそのボールを捨てたんですよ。ムカついて練習が終って監督のところにいって『これでいいのか?』と文句を言いにいったんです。そしたら監督から『お前は大人なんだから、ガマンをしなさい』と言われて。セッターという立場だからアタッカーを活かさなくてはいけないじゃないですか。もう、それからは絶対文句を言わせないために素子のトスを研究しましたね」お話の最後に(自分がそんな研究をしていたと)『知らないだろ?』と大林さんに向って言う中田さん。それを聞いた大林さんは・・・「恐れ入りました」。
中田久美プロフィール
大林素子プロフィール

0.もどる

(C)フジテレビジョン