「息子のお陰でアテネへ」
山本博
アテネ五輪で銀メダリストに輝いた山本博さんは、84年、21才の時に初めて出場したロス五輪で銅メダルを獲得していらっしゃいます。そして今年、5回目の出場となるアテネ五輪に挑みました。初出場のロス以来、20年ぶりのメダル獲得は、個人種目では世界最長ブランク記録となる快挙。凱旋帰国した山本さんが空港で迎えてくれた息子さんに銀メダルをかけてあげたシーンは印象的でしたが、そんな息子さんのお陰でアテネへのモチベーションを持ち続けることができたそうです。「前回のシドニーの時、息子は8才だったんですけど、その時はオリンピックに出れなかったんです。 毎日テレビではオリンピックの中継なんかを流すんですけど、(見たくないから)僕がスイッチを切ったりして家で映さなかったんですよ。 そしたら息子が『お父さん、うちにはオリンピックないの?』と言ってきて。それにはヘコみましたね。それからは、メダルとか連続出場とかよりも『この子にオリンピックで戦う姿を見せたい』と、その気持ちだけで頑張ってきましたね」そんな山本さんは「思い出つくり」ということで、女子選手のサインを集めまくったのだそうです。「目標は100人だったんですけど、残念ながら38人でした」
山本博プロフィール

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