「勝って当り前の世界チャンピオン」
藤波貴久
自然の地形や人工コース走り抜けるバイクトライアル競技。藤波貴久さんはこの競技の第一人者なんです。その実績は輝かしく、15歳で国内選手権の史上最年少チャンピオンに輝き、今シーズンはついに世界チャンピオンに輝きました。まずは、このバイクトライアル競技とはどんなものなのか聞いてみました。「基本的に足を着かなければいいんですよ。(走るところは)普通の道じゃないんですよね。『そこをバイクで走れるのか?』っていうところを、足を着かずにクリアしていくのがトライアル競技なんです」そのバイクトライアルで世界チャンピオンとなった藤波さんはこんなプレッシャーを感じているのだそうです。「世界選手権の合間に全日本選手権に出場することがあるんですけど、『世界チャンピオンなんだから全日本は勝って当り前』と見られるんです。だから、『こっちとしては勝てなかったらどうしよう』というプレッシャーがあるんですよ。(そのプレッシャーをはねのけようと)ノリノリで行こうと思って、今まで挑戦したこともないような30mぐらいの崖を、自分の気分を高めるために登ってみようかなと思ったんです。レース前に挑戦したんですけど、思った以上に難しくって・・・。そのまま頂上からバイクと一緒に落ちてきちゃったんですよ。体は痛いし、バイクはボロボロだし。 でも応急処置をして頂いて・・・まあ、レースには勝ったんですけど」この「勝った」という言葉を聞いた瞬間、舌打ちする浜田雅功に藤波さんは「すいませんオモシロクなくて・・・」と一言。気になさらないで下さい。
藤波さんには世界一のテクニックをスタジオで披露して頂きました。ヴァンダレイシウバ選手も大喜びでした!
・藤波貴久プロフィール
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