「思い出の千本ノック」
仰木彬&金村義明
近鉄、オリックスで監督を務め、チームをリーグ優勝、そして日本一へと導いた名将・仰木彬監督。そして、近鉄時代に仰木監督の元で活躍した金村義明さん。師弟関係のお二人は、89年に監督と選手としてリーグ優勝を達成していらっしゃいます。仰木さんを師と仰ぐ金村さんには、仰木さんから受けた愛のムチについて話して頂きました。「僕が23年前に近鉄入った時、仰木さんは内野守備コーチやったんです。まだ(仰木さんの)体力もあったんで、仰木さんからは地獄のノックを受けましたね。現役18年間で一番というほど、きついノックだったんです。でも、そのお陰で守備が上手くなったんですよ」厳しいながらも「愛のムチ」のお陰でプロとしての守備力を身につけることができたという金村さん。仰木さん、やっぱり金村さんを鍛えるためだったんですか?「いや、全然。とにかくカネ(金村さんのこと)を倒してやろうと。こいつを引き倒すためのノックやったんですけどね。なかなか倒れないんですよ」と、全く愛情はなかったとのこと。こんな豪快な仰木さんは監督時代にも、特別なルールで二軍行きを決めていたと聞いたのですが本当なんですか?「誰かを二軍に落す時なんか困るんですよね。だから『一気飲みで一番遅いヤツがいけ』と、そうやって決めてましたね。そしたら恨まれないからね。吉井(理人)も全然酒が飲めなかったけど、一気飲みで勝ってパスしたことがありましたね。ホントは吉井を落したかったんですけどね」ちなみに、先発選手までも一気飲みで決めたことがあるそうで、あの水口栄二選手もそれがキッカケでレギュラーになったんだそうです。
・仰木彬プロフィール
・金村義明プロフィール
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