「ファイターとの契約は大変!」
榊原信行
今をときめく最強の総合格闘技PRIDE。世界中が熱い眼差しで見つめるこのリングの仕掛け人が、榊原信行さん。榊原さんはPRIDEを運営するDSE社の社長を40歳の若さで務めるとともに、百戦錬磨のファイターとの契約交渉を一手に引き受けていらっしゃいます。これまでにヒクソン・グレイシーや柔道の小川直也選手をリングに上げるなど、数々の奇跡を起こしてきた敏腕ビジネスマンなんです。そんな榊原さんに今まで一番苦労した契約のお話をして頂きました。「(一番苦労したのは)ヒクソン・グレイシーですね。とにかく条件が細かい。ヒクソンは試合前に山ごもりをするんですけど、その場所の条件というのが『森があって、川があって、近くに買い出しに行けるスーパーがあって』と。お金にも細かくて、ありとあらゆる条件をつけられるんです。契約書も100枚を超えちゃうんですよ。それであとから『契約書の80ページだけど、○○が守られてない』とか言い出すんです。だから、当日リングに上がるまで不安でしょうがないですね」ちなみに外国人選手の移動の飛行機は「チャンピオンクラスならビジネスクラス、そうでない選手ならばエコノミークラス」と決まっているのだそうです。体の大小は関係ないため、あの2mを超す長身のジャイアント・シルバ選手でも移動はエコノミー。だから「シルバ選手は座っていてもスチュワーデスさんに『座って下さい』と言われてるみたいですよ」・・・ネタのようなお話ですが、本当のことだそうです。
・榊原信行プロフィール
[0.top|戻る]
(C)フジテレビジョン