「5億の投資で86億円」
関口房朗
兵庫県尼崎市出身の実業家・関口房朗さんは、馬主として多くの競走馬を所有されています。中でも、代表馬のフサイチコンコルドはデビュー3戦目で日本ダービーを制覇。一躍、中央競馬界で知られる存在となりました。さらに2000年にはフサイチペガサスでアメリカ最高峰のレース・ケンタッキーダービーも制覇。関口さんは日米で初めて両国のダービーを制した馬主さんなんです。それにしても「5億の投資で86億円」とはどういうことなのでしょう?「(フサイチ)ペガサスに400万ドルの投資で、セリで世界の富豪相手にとった(落札した)わけです。それでケンタッキーに出したら知らん間に勝ってもうたんです。それが種馬になったんですよ。(種馬の権利を得る方法は)日本は入札なんですけど、アメリカはそうじゃなくて話し合いで決まるんです。なら、俺がそういう契約(入札制度)を作るんだと入札にしたんです。それで(入札で)世界一の牧場の社長が7000万ドルをポンと出してきたんです」そんな関口さんは今年、北海道で行われたサラブレットのセリ市場「セレクトセール2004」で、注目馬を国内市場最高の4億9000万円で落札。こんな大金を投資しても全く走らない馬もいるようですが2億や3億がパーになる時もあるそうです。
・関口房朗プロフィール
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