「緑のプールにビックリ」
田中雅美&中村真衣&寺川綾
シドニー五輪で女子リレー種目では、日本人初となる銅メダル獲得に大きく貢献した田中雅美さんと中村真衣選手。そして、今年8月のユニバーシアードで3冠を達成した寺川綾選手。この水泳界を代表するお三方にお越し頂きました。それぞれ国際舞台での経験が多いだけに、時にはこんな過酷な環境で練習をしなくてはならないこともあったそうです。まずは、田中さんに聞いてみました。「合宿で、中国で高地トレーニングをしていたんです。田舎なので施設が整ってないんですよ。プールは藻が生えているので、真緑なんです。スレ違う選手も見えないくらいだったんですけど、練習はやらなくてはいけないので3日くらいはやってたんです。でも選手たち、体調が悪くなって。衛生上良くなかったんですよね。それで、ここはダメだってことになって場所を変えてもらったんです」この時の中国遠征は食事も大変だったそうです。中村選手もこの中国合宿に参加していたようで「食事もホント最悪でしたね。向こうでは高級料理かもしれないんですけど、カエルとか出てきちゃって。バイキング形式だったんですけど、スープをすくってみたらニワトリの頭が入っていたりして、本当に食べれなくて…」と語る中村選手。しかし、田中選手によると中村選手はその食事を食べていたそうです。本当ですか、中村さん?「カエルは…美味しかったですね。ササミみたいで」こんな過酷な環境でもトレーニングを続けるトップスイマーたち。しかし、過酷な状況でもなく、しかも最も得意とするハズの水中で、もがき苦しんだ経験があるというのが寺川綾選手。一体どういうことなのでしょうか?「スイマーとしては恥ずかしいんですけど…。初めてサーフィンをアメリカでやったんです。プロのサーファーの人に付いて来てもらって『ここなら初心者でも大丈夫』という場所に行ったんです。でも、考えられないくらい高い波が来ていて。その(プロの)人も『泳げるなら(高い波でも)大丈夫だよ』って言われたんです。自分でも出来るだろうと思っていたんですけど、ものスゴイ高さの波に巻かれてちゃって。(トップスイマーなのに)溺れて水飲んじゃって、もがいて、泣いて…」と水泳選手なのに溺れてしまい、ついでに泣いてしまったという寺川選手。それ以来、海には行けなくなったそうです。
【プロフィール】
・田中雅美
・中村真衣
・寺川綾
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