「地獄の金村再生特訓」
金村義明
金村さんはプロ生活3年目の時、ある特訓によって野球人として一皮向けたそうです。「僕は小さい時から特訓漬けやったんです。それがあって甲子園の優勝投手になれたんですよ。ま、これが僕の野球選手時代のピークやったんですけど…。それで近鉄にドラフト1位で入団しまして、大投手と言われた僕が、バッターに転向したんです。でも1軍と2軍を行ったり来たりする、いわゆるエレベーター選手って言われるんですけど、そんな僕のために当時の監督が2軍にバッティングコーチを連れて来たんです。佐々木恭介さんってものすごいパンチパーマあててる人なんですけど。(監督から)『金村を何とかしろ』と言われて(佐々木さんは)来たんですけど、まず何をしたかというと、うちの親に電話して『潰してイイですか?殺しはしません』って宣言したんです。うちの親は『お願いします』って。1ヶ月間、個人特訓をしましたね。室内練習場でティーバッティングを打つんですけど、握力がなくなるとバットが握れなくなるので、テーピングでバットを手にグルグル巻きつけて打ってました。ちょっとスネた態度をしていると、愛のある回し蹴りが入るんです。でも、その人のお陰でレギュラーを獲れたんです」金村さん、本当に佐々木さんには感謝しているとのことで、未だに毎年のお中元・お歳暮は欠かさないそうです。

金村義明プロフィール

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