「テレビを見たのは3回だけ」
宝来眞紀子
バレーワールドグランプリで大活躍した宝来眞紀子選手。浜田も大興奮したクイック攻撃の立役者でもある宝来選手は、柳本監督からこんな特訓を受けていたのだそうです。「ワールドカップの時なんですけど、毎日が地獄のレシーブ練習でしたね。本当に辛くて、短パンの中にアメフトのサポーターとか入れてましたね。(柳本監督から『何入れてんねや』と)言われてましたけど、それどころじゃなかったんで」と、監督の言葉は気にせず、サポーターをつけて地獄の特訓をしのいだという宝来選手。しかし、高校時代はもっと過酷な生活を送っていたようです。「普段の生活が特訓でしたね。寮で生活していたんですけど、寮が学校の目の前にあるんです。寮と学校と体育館を回るだけの生活で。寮から出られなくて、出れるのは髪を切る時だけ、1ヶ月に1回チャンスがあるだけなんです。寮にいる時も楽しくなくて、テレビも全然自由に見られないんですよ。先生が『今日はテレビの日』って言ってくれる時だけ見ることが出来るんです。テレビを見たのは3回だけでしたね」さらに、家族に会うことすらも中々出来なかったようで「試合があってたまに親が面会に来るんです。それも先生の一声で『今日は面会の日』って言われると会うことが出来るんです」こんな過酷な日々が全日本を支えるトップ選手を育てたのでした。

宝来眞紀子プロフィール

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(C)フジテレビジョン