「ヤル気は勝利ボーナス3倍で」
松木安太郎
松木さんが監督として最初に率いたのが、Jリーグ開幕当時のヴェルディ川崎。カズ、ラモスといった個性的な選手が多いチームをまとめるのは大変だったのでは?という疑問が浮かんでくるのですが・・・。松木さんは、どのように選手をヤル気にさせていたのでしょうか?「最初のヴェルディ川崎時代はですね、ラモスがいたり柱谷がいたり、都並、武田、北澤選手がいたり。本当に個性溢れる選手が多くて、みんなプロ意識が高いんですね。厳しいゲームになった時にあえて(勝利)ボーナスを上げるんです。『このゲームは厳しい戦いだ』というのを監督の言葉で言うよりも、『今日は、これだけ金額が上がるんだ』と言うんです。これが一番(選手をヤル気にさせるには)早いだろうと。プロですから。特に同点の0-0のゲームでは、当時は延長Vゴール方式だったんですけど、延長戦に入る前に社長を(グランドに)呼んで、社長の口から『今回のボーナスは、勝ったら2倍にする』とか言ってもらうんです。これが(選手をヤル気にさせる)一番イイ(方法)だろうと。コーチや監督よりそれだろうと。それで随分厳しいゲームを勝ちましたよ。いや〜お金があってヨカッタ」と、プロ意識をうまく刺激してチームをまとめた松木さんに、当時、ヴェルディの中心選手だったラモスさんからメッセージが届いているのでご紹介します。
ラモスさんから


松木安太郎プロフィール

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