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「地獄のアメリカンノック」
石川多映子
『ミラクル石川』と呼ばれたシドニー五輪での快投で、一躍注目を集めた女子ソフトボール投手の石川多映子さん。高校時代の練習の「ノルマ」についてお話頂きました。「ソフトボールも他のスポーツと一緒で走り込みが基本なんです。その中の練習のひとつに『アメリカンノック』というものがあるんです。どういうノックかというと、監督がライト方面に打ったボールをレフトの位置から走って取りにいくというものなんです。これは5回キャッチがノルマで、5回続けて取らないといけないんですけど、最初の4本は軽くキャッチできるんです。でも、最後の1本は意地悪されちゃうんですよ。それを取ると(ノックが)終っちゃうんで、監督も取らせまいとしてアメリカンノックがアフリカンノック(とんでもないところに打たれること)になっちゃうんですよ。だから、永遠に終らなくて・・・悔しい思いをしましたね」この多くの球児が経験するこの練習。一体どこで誰が考えたのか??その答えは野村克也監督がご存知でした。「(石川さんの練習のお話は)昔の悪い風習が残っとるね。アメリカンノックっちゅうのはね、南海ホークスが流行らしたんだよ。わしらもやっとった」とのこと。つまりはこのアメリカンノック?「50年の歴史がある練習」というとになりますね。
プロフィール

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