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「春高バレーの伝説」
益子直美
益子直美さんが最も集中力を発揮できた試合の一つが、84年の春高バレーでの一戦だそうです。その試合では、あの大林素子さん率いる八王子実践高校と対戦。益子さんの共栄学園は、第1セットを簡単に落としてしまい、いきなりピンチに立たされますが、益子さんがバックアタックを14本も決めて、見事逆転勝利を納めます。この試合は、今でも「春高バレーの伝説」として語り継がれている名試合なのです。「2セット目の途中、(共栄学園が)追い上げ始めた時にベンチから監督が『益子に全部上げろ!益子が全部打て』と指示しているのが聞こえたんです。その一言で、『頼りにされてるんだ』と思って。その試合は地元でやっていたので、全校生徒が応援に来てたので、音もすごかったんですけど、監督の言葉が聞こえた瞬間から何も聞こえなくなってガムシャラに打ってましたね」と、集中していたお陰で実力以上のプレーができた益子さん。ちなみに、この試合の後からファンレターが段ボール箱単位で届くようになったのだそうです。
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