「時速200kmでクラッシュ」
道上龍
アクシンデトと隣合わせのモータースポーツ。GTやフォーミュラ・ニッポンで活躍する道上龍選手も、2年前のフォーミュラ・ニッポンのレースで時速200kmのスピードで大クラッシュを経験してしまったのですが・・・。まずは、その時の状況から、お話を聞いてみました。「予選中の事故だったんですけど、今の(事故した)コーナーって時速200kmくらいで走行するんですけど、少しアクセルをオフしないといけないんです。それでアクセルを緩めたつもりが、アクセルペダルが戻ってこなくて。全開になったままで、慌ててブレーキを踏んだんですけど、そう考えている間に車ってかなり進んでいて。(クラッシュした時に)多分、足かどこかケガをやるだろうなと思ってたんですけど、腰椎を圧迫骨折しちゃってたんです」実はこの時、ヘルメットで頭も骨折していたという道上選手。しかし、普段はそんなことはあり得ないのだそうです。「普通、レーシングカーのシートベルトって、ガチガチで(しっかり固定されていて)ステアリングでヘルメットをぶつけることなんてあり得ないんですけど、(衝撃によっては)人間の首って30〜50cm伸びるんです。普通はハンドルに届かないのに、ぶつけて折ったって事は伸びてたってことですね」人間の体は、驚くべき伸縮性を秘めているようです。
道上龍プロフィール

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