「日本に帰れない」
北田瑠衣
プレー中、「突然不調になってしまう」というアクシデントに見舞われたのが、女子プロゴルファーの北田瑠衣選手。今年行われた、ゴルフ女子ワールドカップで日本女子代表として出場した北田選手は、日の丸のプレッシャーからか、大きく崩れてしまいます。しかし、大詰めの17番ホールで難しいロングパットを決め、日本は見事優勝。試合後のインタビューでは、溢れんばかりの涙を流した北田選手。あの時はどんな気分だったんですか?「(ワールドカップでは)すごい調子悪かったんです。16番で短いの(パット)を外しちゃったんですね。その時、『私、日本に帰れない』と思って。それぐらい切羽詰ってすごく辛かったです。(ブッシュに打ち込んでしまった時は)ブッシュの長さが腰くらいまであったんですけど、根っこが強くて。ボールは見えてるんですけど、クラブがボールまで届かないんじゃないかと思ってたら、やっぱ案の定届かなくて・・・」と、思い通りに運ばないプレーが続いた北田選手。しかし17番のグリーンでは、難しいロングパットを沈めます。「あれは『お願いだから、入って』と願ってました。(入った瞬間は)ホント、ほっとしました。『これで日本に帰れる』って。(北田選手とは対照的に)藍ちゃんは、あのままですごく冷静でした。スタート前からすごく緊張してるとは言ってたんですけど、そんな感じはなかったですね」ちなみに優勝の賞金はあったんですか?「とりあえず賞金は2人だったので、半分になると思うんですけど・・・私の中ではちょっと複雑なんですよね。半分貰っちゃってイイのかなって。半分も貰うような仕事してないから」と、少し恐縮している様子の北田選手。様々な困難を乗り越えて、ワールドカップ初代王者に輝いたのでした。
・北田瑠衣プロフィール
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