｢ｽﾎﾟﾝｻｰ探しで睡眠3時間｣
井原慶子
井原慶子選手は今年、F1の登竜門とも言えるｲｷﾞﾘｽF3への参戦が決定。昨年はFIA公認のﾌｫｰﾐｭﾗｶｰﾚｰｽで女性ﾄﾞﾗｲﾊﾞｰとしては世界初の優勝という快挙を達成しました。そんな井原選手、ﾚｰｻｰ転向前はﾚｰｽｸｨｰﾝだったんです。ﾚｰｻｰとなったばかりの頃は、ｽﾎﾟﾝｻｰ探しで相当苦労されたようです。｢日本が不況だったんで、自分の結果は良かったんですけど、ｽﾎﾟﾝｻｰがいなくなってしまって乗れない時期(ﾚｰｽに出場できない時期)があったんです。その時、先輩のﾚｰｻｰにどうしようと相談したら『寝ずに働け』と言われて。ﾄﾚｰﾆﾝｸﾞもしないといけないので、朝6時くらいからﾄﾚｰﾆﾝｸﾞして、昼は営業に回って、夕方またﾄﾚｰﾆﾝｸﾞして、夜は次の日の企業の企画書を書いて･･･。それでも全然ﾀﾞﾒだったんで、生活費の足しにと思ってお歳暮の配達ﾊﾞｲﾄをしたんです。ある日、お歳暮ﾊﾞｲﾄで車を運転していたら、ﾊﾞｯｸﾐﾗｰ見ると後ろのﾄﾞｱが開いたままだったんです。お歳暮を全部落としていて、弁償しなくちゃいけなくなって、結局2ｹ月分くらいはﾀﾀﾞ働きになってしまいました｣こんな苦労をして掴んだｲｷﾞﾘｽF3のｼｰﾄは、あの佐藤琢磨選手やｷﾐﾗｲｺﾈﾝ選手を輩出したF1にもっとも近いｶﾃｺﾞﾘｰの一つ。井原選手、是非F1まで登りつめて下さい!
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