星野伸之さんから高田延彦さんへの質問
「自分は嫁に言われた一言で、痛く傷ついたことがありますが、高田さんは奥さんに言われた一言で傷ついたことはないですか?」
浜田 「じゃあ、伸。どんなこと言われたん?」
星野 「初めて『すぽると』に出た時に、野球解説者が1分間しゃべるところがあるんですけど、そればっかり集中してたんです。そこが終わって、ホッとしてたんですけど、(初めてだったのでカメラに)抜かれるということを知らなかったんです。どっかヨソ見てボーッとしてたんで、収録終わってから嫁さんから電話かかってきて『カメラで抜かれてるから、最後まできちんとしててよ!』って」
浜田 「そんな指摘されたんや。カッコ悪。あと現役の時に、『あんな(遅い)球やったら、私でも打てる』って言われたんやんな?」
星野 「・・・(無言でうなずく)・・・まあね」
浜田 「さ、高田さんは?」
高田 「誰でもあるんじゃないですか。男たるもの。家に帰ればヘコませられることは」
浜田 「例えば?」
高田 「この局のスポーツ番組でメインキャスターをやらせてもらった時に、(その当時は)現役だったんですよ。(収録の)翌日、大阪で試合だったんです。番組が終わるのが夜中の1時ぐらいなんですけど、番組のことで目一杯なんです。でも、試合の事も考えなくてはいけない。番組初めて3ケ月くらいは、毎回家に帰ると(番組での自分の出来に)自己嫌悪になるんです。その度に、チクチクと(奥さんからキツイことを)もらうわけですよ。その試合の前の晩、番組が終わって大阪に行かなくてはいけないんで、羽田のホテルに泊まったんですけど、(その時の番組の出来は)『いつもの低いレベルではあったけど、今日はちょっと越えた(良い出来だった)』と思ったんです。これは褒めてもらえるなと。それで(奥さんに)電話したんですけど、『全然ダメ。それでイイと思うな』と言われまして。腹立ったのと、落ち込んだので一睡も寝れなかったんです。そのまま、最悪のコンディションで試合したんですよ」
浜田 「結果はどうやったんですか?」
高田 「完敗です。必ずオンエアを見て(色々と)言われるわけですよ」
浜田 「今日のオンエアもチェックされるわけですか?」
高田 「そうです。誰に向けてココに座ってるかと言ったら、家にいる人に向けているわけですよ」
浜田 「『あなた、なんでジャケット着てないの?』って言われるんちゃう?」
高田 「みんな、オシャレしてるのにね」

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