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TALK DIGEST
「岡田監督から"お前のせいだろ"」
岡野雅行&名良橋晃
長い髪を振り乱し、一心不乱にゴールを目指すワイルドなスタイルから"野人"の愛称でファンから愛されている岡野雅行選手。
100mを10秒台で走る驚異的なスピードでゴールを量産。
96年にはJリーグベストイレブンに選出され、日本代表でもそのスピードを武器に大活躍しました。そんな岡野選手が最もプレッシャーを感じた試合が、97年のワールドカップ予選、初出場をかけたイラン戦。
試合は運命の延長戦へ。ここで野人に出番が。
しかし、この大事な延長戦で野人に思わぬ悲劇が。
極度の緊張からか、次々に決定的チャンスを逃してしまいます。
しかし、このままPK戦に突入するかと思われた延長終了間際、ついに劇的なVゴールを決め、日本をワールドカップ初出場に導きました。
浜田:あの試合(最終予選のイラン戦)は相当プレッシャーあったでしょ?
岡野:もうメチャクチャありましたね。ボクあの試合初めて出たんですよ。(最終予選中)ずっとメンバーには入っていたんですけど、(試合は)初めての出場だったんです。
浜田:うん。
岡野:それまでは「何で出さないんだろう?」って思ってたんですけどあの試合だけは「何で出すんだ!?」って。
浜田:なんでやねん!
岡野:後半は「出せ」って思ってたんですけど、延長に入ってからは「もういいや」って。(スパイクの)紐をほどいて応援にまわってたんです。
浜田:あ、そうなの?
岡野:ボク、あの時、ルールも知らなくて。Vゴールが採用されたことも初めて知ったんです!
浜田:ええ加減にしいや!
岡野:そしたら呼ばれまして。走ったりしてごまかしたんですけど、全然、緊張が取れなくて。やっている時は夢の中でやっている感じで全部スローモーションでしたね。最後は入れましたけど、あれで終わってたらサッカー辞めてたと思うんですよね。
浜田:岡野の声はベテラン芸人みたいやな30〜40年漫才やっている師匠クラスの声やな。
岡野:(笑)
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