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TALK DIGEST

「忘れていた懸賞金!」
振分親方

若貴兄弟や曙などと幾多の名勝負を演じ、大相撲人気の立役者となった第67代横綱・振分親方。89年にハワイから来日し、初土俵を踏んだ親方は、55場所連続勝ち越しという、史上1位の大記録を樹立。
その類まれな素質と努力でライバルを次々と打ち破り、1度の休場もなく横綱へと登りつめました。
03年に現役を引退するまで12度の優勝を誇った名横綱は、去年、フラダンス教室を経営する奥様とめでたくゴールイン。
そんな親方の快感の一番が、94年、名古屋場所での貴乃花との取組。
共に大関同士、全勝同士で迎えた千秋楽、勝てば優勝の大一番。
立会い得意のつっぱりを封じられると、いきなり左上手も取られ貴乃花有利の苦しい態勢に。土俵中央の激しいまわしの奪い合いから前ミツもとられ、絶対絶命の大ピンチ。
しかし、最後は大逆転の下手投げ。あの貴乃花が豪快に宙を舞うまさに歴史に残る大一番で全勝優勝を飾りました!

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