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TALK DIGEST

「ミラクルがなければクビ!」
水鳥寿思

2002年の全日本選手権、水鳥選手は床の演技で着地に失敗してしまい、左ヒザの前十字じん帯を損傷。
選手生命に関わる重傷を負ってしまいました。
自分の太ももの腱を移植する手術を受け、7ヶ月間のリハビリ生活に突入。焦る気持ちを堪え、黙々とトレーニングを続けました。その甲斐あって1年後、痛めて自由が利かなかった足は筋力を取り戻し、翌年の全日本選手権では見事復帰を果たしました。
この復帰戦、水鳥選手は鉄棒の演技中、両手で鉄棒をキャッチするハズが、あろうことか右手でしかキャッチできません。誰もが失敗して落ちると思った瞬間…
全体重を片手一本でこらえ、なんとか耐え凌ぎ、その後はミスすることなく最後まで演技。大ケガから奇跡の復活を成し遂げました。

水鳥:さっきの全日本選手権…。
浜田:片手のやつ?
水鳥:はい。片手のやつなんですけど、12番以内がナショナル強化選手っていう枠があるんですけど、そこに入らないとクビ!って言われていたんですよ。
浜田:ほう。
水鳥:1日目を終わった時、15番だったんです。
あれで(失敗して)飛んでいってたらクビ(+_+) だったんですよ。
浜田:執念やね。
水鳥:気づいたら、(鉄棒の)上にいて「あ、良かった!」って。
浜田:いや、もっと大変なことやと思うよ。
水鳥:あれ掴んで、クビがつながったって感じです。

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