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TALK DIGEST

「食中毒でも優勝!」
丸山茂樹

丸山茂樹プロにとって最も根性を発揮した試合というのが10年前の日本シリーズ。
全く予想もつかないハプニングによって、体調が絶不調になったそうなのです。
もう根性だけで試合に臨んだそうなのですが、一体どこが不調になったのかというと…。

浜田:丸ちゃん、この時期になったらやってきてくれんねん。
丸山:この時期限定ということで(笑)
浜田:さ、食中毒になったの?
丸山:そうですね。97年の日本シリーズの最終戦だったんです。
初日に、みんなでホルモン鍋食べに行ったら、うちのキャディが、ぶっ倒れたんです。
「情けない奴だな。ホルモン鍋ぐらいで当たりやがって」と思ってたんですけど、3日の夜になったら「アレ?お腹が痛い」って。
浜田:それ3日目でしょ?
丸山:急遽、家に電話して「家にある下着、全部持ってきてくれ」って。
横になって休んでると知らない間に「アレ?」ってなるんです。
浜田:(笑)ハハハ。
丸山:次の日朝起きて、究極の下痢止めっていう戦後最高という奴を飲んで。
浜田:「戦後最高」ってどんな薬やねん!
丸山:これを飲んでおけば絶対大丈夫だっていうんです。
でもお腹はキュルキュル痛いし…。
ゴルフバックの中に5枚パンツを入れて。
それが良かったのか全然体が力まなかったんですよ。
でもトップじゃないですか。
必死にやらなきゃいけないし、優勝はしたいし。
寒いわ、痛いわ、お尻ムズムズするわで…
結局途中痛みが消えて安らかになってきたらビュンビュンに振れだして。
連続でバーディーとって、まあ優勝しちゃったんですけどね。
浜田:…なんや、この自慢。
丸山:根性を出して頑張ったという話です。

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