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TALK DIGEST

「世界王者でもファイトマネーゼロ!」
越本隆志

元WBC世界フェザー級王者、越本隆志さん。
中学3年生の時に、元プロボクサーの父親が開いたジムでボクシングを始め、25歳で日本王者に輝くと、その後なんと6度の防衛に成功しました。
そして29歳で世界タイトルマッチに挑戦するもTKO負けに。
一時は引退もささやかれましたが、ひたすらそのチャンスを待ち続け、今年1月、再び世界戦のリングに上がった越本さんは12Rの死闘の末、日本人最年長記録となる35歳で世界王者に輝いたのです。ところが…。

内田:念願の世界戦だったわけですが、ファイトマネーがゼロだったんですよね。
越本:…そうですね。
浜田:え、なんでですか?
越本:ボクシングの興行っていうのはジム単位でやるんですよ。
うちのジムはすごい田舎にあるんですけど、田舎のジムで世界タイトルマッチを行なったということで、金銭的にかかったんですよね、経費が。
浜田:なるほど。
越本:経費を省いていくってことで、どこを削るかってなった時に…
「お前のファイトマネーだ」って会長からそういう言葉があったんですけど。
浜田:そういう時に(関口)会長に言うたらね。
関口:そうやがな!
越本:もっと早く知り合っておけば(笑)。
浜田:(笑)ハハハ。
内田:ボクシングをやっていて得したなって思うことありますか?
越本:合コンとかいったときにですね…。
浜田:てめぇ、このヤロウ(笑)。
越本:ボクサーって紹介するとインパクトありますし、すぐ覚えられますし。
浜田:覚えやすいね。
越本:そこはメリットって言えばメリットですね。
でもプロボクサーっていうと「コイツ、頭悪いだろうな」っていう先入観があるんです。
浜田:「頭かなり打たれてるやろうな」と?
越本:「コイツ、打たれすぎで喋れないだろうな」って。
で、人並みに喋ると「意外に喋れるね」ってなるんです。
浜田:(笑)ハハハ。
越本:喜んでいいかどうか、わからないですけどね。
浜田:(笑)

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