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TALK DIGEST
室伏:日本代表のﾕﾆﾌｫｰﾑを着て､ｽﾀｰﾄﾗｲﾝに立ってしまっているので､走るしかないんですよ｡
ﾎﾞｸは､長距離走は全く苦手で｡
なのに､ﾊﾝﾏｰの練習をしてきたのに｢なんでこんなところにいるんだ｣って｡
浜田:｢ｵﾚはなんでここにおんねやろ?｣と｡
室伏:夢もﾘｱﾙで｡走り始めてﾏｲﾍﾟｰｽで走ってたら､全然疲れなかったんですよ｡そしたら､40ｷﾛ地点まで行ってしまって(順位も)前に3人しかいなくて｡
3番手の後ろについてﾏｲﾍﾟｰｽで行こうと思ったら､(前の)3人が脱落してしまって｡
そのまま競技場に入って大歓声の中､手を上げてｺﾞｰﾙして｡
浜田:(笑)ﾊﾊﾊ｡
ﾏﾗｿﾝで金?
室伏:そうなんですよ｡その夢を見て､｢これはﾏｲﾍﾟｰｽを保つことが大事なんだ｣というように捉えて｡
ｵﾘﾝﾋﾟｯｸの最後の6投目まで､事前のﾗﾝｷﾝｸﾞとか､周りの期待もあるんですけど､｢自分のﾍﾟｰｽを保とう｣と決めて臨んで｡
結果､最初は銀ﾒﾀﾞﾙだったんですけど､1位の選手のﾄﾞｰﾋﾟﾝｸﾞが発覚して､最終的には金ﾒﾀﾞﾙになったんですけど…
浜田:うんうん｡
室伏:自分の競技が終わって1週間後の最終種目の男子ﾏﾗｿﾝが始まってから､その報告があったんですよ｡
浜田:うまいことできてるね｡
室伏:作ったんじゃないですよ!
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