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TALK DIGEST

「マイナス20℃では試合中止」
荻原健司

極寒の地で行われることもある冬の競技。
あまりにも気温が低すぎると命すら危険な場合もあるそうで、マイナス20℃以下になると本来は試合が中止になるのだそうです。
ところが、実際はというと…。

荻原:スキーの大会の国際ルールでは、気温がマイナス20℃以下の場合は、競技を中止にしなくては本来、いけないんです。
ただ、(ワールドカップのような)国際大会では、スポンサーがついたり(TV)放映が決まってますから、チケットも売ってますから、なかなか中止にできない。
実際、(中止に)しないんですよ。
浜田:でも、ホンマに(マイナス20℃)以下になったらどうすんの?
荻原:朝、起きますよね。「今日、マイナス25℃位あるぞ」って時も、「まぁいつもの調子だから」って会場に行くと、やっぱり(試合は)あるんですよ。
で、オフィシャルの発表ではマイナス19.5℃になってるんですよ。
浜田:ハハハ(笑)なるほど!
荻原:でも、そういう時のレースは本当に大変で。
何が大変かっていうと、とにかく寒い中でレースしますんで、クロスカントリーでは(雪上を)走りますから、冷気が前から当たるわけですよ。ですから前面に、風を通さないような生地のタイツとか下着を着るんです。
で、一番守らなければならないのが…実はココ(股間)なんです。
浜田:あ、そうなんや。
荻原:もし、ここに風を通さない下着を着なかったら、レース終わったらうずくまるぐらい…痛いんです!
浜田:それ、どうなんの?
カチカチになんの?
荻原:…どうでしょうね。
多分、しもやけになるんだと思うんですよ。
しもやけって温まるとジンジンして、痛いですよね?
多分、それと同じ現象なんだと思うんですが、大会に集中しちゃうと気温のことを忘れちゃって、宿に(防寒用の)下着を忘れちゃうんですよね。
浜田:なるほど。
荻原:ここガードしなかったら使いモノにならないですね。
浜田:使いモノって…健司!
荻原:いや、選手としてですよ!

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