「難コースこそ快感」
越和宏
スケルトン、ルージュ、ボブスレーで使われたトリノ五輪コースは超難関のテクニカルコース。コースアウトや転倒が続出するこの難コースだからこそ、41才・最年長出場となったベテランである越選手の持ち味を出すことができたのだそうです。「普段は、快感というよりも苦痛ばかりなんですね。でも、このトリノのコースは難易度の高いコースなので、難易度の高いコーナーを攻め切った後ですよね、その後はものすごい快感でしたね。(トリノでは)転倒が続出したんですけど、そういうコースになればなるほど、僕の力が発揮できると。41才でオッサン邪魔だって、若い選手も『そろそろ引退せぇよ』と言ってくる中で、難易度の高いコースになればなるほど経験がモノを言うんですね。転倒するコーナーは、怖いんで足を着いたりしてコントロールしたりするんですよね」ちなみに、トリノではスタート前に指を指すパフォーマンスが話題になっていましたが、あれは、トリノ五輪用ではなくずっとやって来たことが、ようやく注目を浴びたのだそうです。

【プロフィール】
越和宏

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