「ファンに向かってヘルメット」
中野真矢
バイクレースの最高峰・MotoGPで活躍する中野真矢選手。04年、日本で行われたパシフィックGPでは12位から3位までポジションを上げ、見事表彰台を獲得。厳しい戦いでのレースだっただけにファンの歓声も嬉しかったそうです。そして、中野選手が海外でもっともショーマンシップを発揮したレースが、イタリアでのあるレースなのだそうです。「バイクレースは1年間17レース、海外を転戦するんですけど、中心はヨーロッパなんです。日本人選手が海外で勝つのは、結構難しいので、勝ったら何か(パフォーマンスを)しようと思っていたんですよ。で、たまたまイタリアで優勝できた時に観客10万人くらいいるんですよ。すごい盛り上がってたんで、何かしようと思って、自分が被っていたヘルメットを観客に向かって投げたんですよ。そしたら、すごく盛り上がってくれて、いい演出をしたかなと思ってたんですよ。そしたら後日、ヘルメット屋からお叱りの電話がかかってきまして。『頭を守る大切なものを投げてはいけない』って。自分としては、ヨーロッパのスタイルに合わせたつもりだったんですけど…でも、勝ったらまたやろうかと思ってるんですけどね」…あまり懲りていない様子です。
【プロフィール】
・中野真矢
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