「クビ寸前でタイムリー」
金村義明
元プロ野球選手・金村義明さんにとって、もっとも勝負どころとなったのが、96年のシーズン最終戦なのだとか。「(近鉄から)FAで中日に行ったんですけど、1年目は全く働けずに年俸50%ダウンだったんです。それで翌年は勝負をかけて、ジャイアンツと優勝争いしてたんです。その時は星野監督だったんですけど、僕はベンチウォーマーを続けていたんです。で、(シーズンの)最終戦がジャイアンツですよ。ジャイアンツが勝てば、長嶋監督の胴上げ(になる予定だったんです)でも、僕は今年も活躍できなかったんで、(このシーズンで)ダメだろうと。(最終戦当日)午前中、息子の運動会に出てまして『もう野球人生、今日の試合で終わるんじゃないか』と思っていたら、サードを守っている外国人選手が、練習で爪がはがれたんです。それで、試合前にヘッドコーチが降りて来て、『お前、先発や』って。すぐに公衆電話から家族に電話して、『これが最後の試合やから見とけ』と。最大の勝負どころですよ。で、1打席目、タイムリーヒットを打ちまして。その勝負どころでのセンター前で(翌シーズンへ)クビがつながったんですよ」と、崖っぷちで見事結果を残したという金村さん。しかし、今日スタジオにお越しで、当時、巨人にいた入来投手によると「金村さんが活躍したのは見ていない」とのことです。
【プロフィール】
・金村義明
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