内田 「巨人時代の監督だった長嶋さんは、どんな方だったんですか?」
入来 「僕はですね、長嶋監督に入団から約2年間くらい『岡田』って呼ばれてたんですよね」
浜田 「いやいやいや!君は『入来』ですよ!!」
入来 「パッと(監督が)見た時に『岡田!どうなんだ!』って。岡田さんいるのかなって振り返ったら、誰もいないし…『岡田』でいいやって」
浜田 「なんで!『僕、入来です!』とは言われへんの?」
入来 「や、言わなくていい雰囲気なんですよ」
浜田 「『岡田調子はどうだ?』と?」
入来 「はい。例えば、ブルペンで岡田さんが(肩を)作ってたら、当時の(ピッチングコーチの)角コーチが(ベンチからの指示で)『岡田次行くぞ!』って言うワケです。僕らは『あ、岡田さんが行くんや』と思ってたら(球場のアナウンスは)『ピッチャー、入来』って言うワケです。『俺かよ!?』って。急いで肩を作って行くんですけど、当然、良い結果なんか出ないワケですよ。で、打たれて帰って来たら、角さんに『テメェ準備しとけ!』と怒られるワケですよ。でも角さんがブルペン担当なんだし『岡田さんが行くんでしょ!』って言ったら、『監督なんだからそれくらい予想しとけ!!』って」
浜田 「あれでしょ、兄貴とも間違われてたんでしょ?」
入来 「兄貴(智)と一緒にジャイアンツでやっていたこともあって、僕が3年目に入団して来たんですね。(その時)監督は『どうだお兄ちゃん、ジャイアンツは慣れたか?』と言うワケです。『まあ、俺お兄ちゃんでいいや』と思って」
浜田 「(笑)入団した時からジャイアンツやと?」
入来 「3年目やねんけどなぁと思いながら」
浜田 「人の名前、あんまり覚えへんの?」
入来 「そうですね、桑田(くわた)さんのことも『くわだ』って言うんですよね。『どうだ、くわだ』って。僕らの時代は、桑田・清原の時代で育ってきてますから、それがものすごく気になるワケです。桑田さんもああいう方なんで『はい、大丈夫です』って」
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