里谷多英
4大会連続五輪代表
1998年 長野冬季五輪 金メダル
▼03年10月21日OA「ビッグプレー」
「記憶にございません」
98年長野の金メダル、00年のソルトレークの銅メダルと個人としては日本人初の2大会連続で、五輪メダル獲得者となった里谷多英選手。モーグル競技で「世界一美しい」と言われるその滑りは、観客を大いに沸かせてくれました。日本人の脳裏に焼き付いて離れないシーンですが、当のご本人は全く記憶がないのだそうです。「長野のオリンピックの時は、スタートの10分くらい前から覚えてないですね。ゴールしても、転んだのか、ちゃんと滑れていたのか覚えてなかったんです」一応優勝したことは理解されていたようなのだが、滑り自体は全く覚えていないのだそうだ。「優勝したのは分かったんですけど、もしかして(優勝したことも)夢かなとか…自分の滑りをビデオで見るまでは確認できなかったですね。ビデオを見て初めて"転んでいなかったんだ"って分かりました」極度の集中力のせいなのか、それとも緊張していたのか…とにかくそんな状態になると、いかに全てにおいて鍛えられているアスリートとはいえ、記憶がなくなるようなこともあるようです。
【プロフィール】
・里谷多英
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