葛西紀明
5大会連続五輪代表
1994年 リレハンメル冬季五輪 団体 銀メダル
▼04年6月13日OA「名勝負」
「船木との名勝負」
葛西さんにとっての"名勝負"は、99年のスキーW杯最終戦、年間総合3位をかけた戦い。その相手とは…今日スタジオにお越しの船木和喜選手。最終戦を迎えた時点で、船木さんが総合3位、葛西さんが総合4位。この最終戦のフライングヒルで、葛西さんは1本目にK点を超える196.5mを飛び、トップに立ちます。しかし、すぐに船木さんも葛西さんの記録を塗り替える203.5mをマーク。葛西さんは次の2本目、絶好の向かい風をつかみK点を30mも越す214mの大ジャンプでシーズン総合ポイントでも船木さんを逆転。まさに、抜きつ抜かれつの名勝負を演じられたのですが…この戦いを振り返って、葛西さんいかがですか?「最高でしたね。上(ジャンプ台)から、1本目を飛び終えた船木がガッツポーズしているのが見えたんですよ。これは(2本目は)やってやらないと、と思いましたね」一方の船木さんは、葛西さんが2本目を飛ぶ時、どう見ていらっしゃいました?「下から見てて、『落ちろ、落ちろ』と思ってました。けど、僕が飛んだ場所よりも10m以上飛んでましたからね」と、本音も交えてお話下さった船木さん。しかし、最後は名勝負らしく、お互いに握手を交わしてW杯を締めくくったのだそうです。
【プロフィール】
・葛西紀明
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