越和宏
2大会連続五輪代表
2002年 ソルトレーク冬季五輪 8位
▼02年5月21日OA「スピード」
うつ伏せで時速100kmを越えるスピードで駆け抜けるスケルトン。競技中、選手の目に映る景色は一体どんなものなのか?トリノ五輪にも出場する、日本の第一人者・越和宏選手に聞いてみると…「スケルトンという競技は、うつ伏せ状態で頭から滑る競技なので、実際にはそんなにスピードが出てなくても、体感速度は一説によると時速300kmを越えているといわれてるんです。ソルトレークシティ(オリンピックの時)では時速133kmくらい出てたと思います。でも慣れてくると、時速130km出ていても、キレイな女性がコース脇で応援しているのとか見えたりするんですよ。選手によっては、滑ってる途中にコース脇の人に「おはよう」とか「こんにちは」とか声をかけたりもしてるんです。それでも、氷と顔との距離も5cmほどなんで、最初の頃は慣れないですからカーブで首に重力がかかって、後頭部を叩かれたような状態で、壁面にアゴをぶつけたりするんです。コース上に赤い血の痕があったりするんですけど、それは鼻の高い外人選手が鼻の先を擦った痕なんです。日本人は大丈夫ですけどね」一面コースのみの視界かと思いきや…意外と女性の顔までチェックできる余裕があるようです。
【プロフィール】
・越和宏
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