「寒稽古はつらいよ」
野村忠宏
五輪三連覇の偉業を達成した野村忠宏選手にとって、最も根性のついた特訓を聞いてみると…「柔道だけじゃなくて、武道に関しては『寒稽古』っていうのがあるんですよ。正月明けてから約2ヶ月、毎日、真冬の寒い中、朝の5時から裸足で柔道着1枚だけ着てやるんです。凍っているような畳なんですよ。寒すぎて、その中で練習するのはすごいキツかったですね。(この練習の効果は)精神的には多少強くなるかなと思ってたんですけど、眠たいし、寒いしで、(練習中に)相手の足を払ったりしたら、すごい痛いんです。その度に気持ちが弱くなってくるんですよね。『これ意味ないやろ』って思ってましたね。でも、みんながやってたんで、やってましたけどね」ちなみに、今では寒稽古どころか「今は、毎日練習する根性ないですもん」との答えが。でも、きっと北京で更なる偉業を達成してくれると、ジャンクスタッフは勝手に信じています。

【プロフィール】
野村忠宏

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