「九死に一生」
湯浅直樹
スキースラローム全日本代表選手の湯浅直樹選手。トリノ五輪でもメダル獲得が期待される、スラローム界の新鋭なんです。ところが、そんな湯浅選手は、スキーでよく失敗をするのだそうです。「1年の半分以上スキーを滑ってるんですけど、あんまり上手じゃないんです。1日、何回もゴロゴロ転ぶんです。4年ぐらい前にノルウェーで練習していた時、シーズン初めだったのでまだ雪がなかったんですよ。それで人工降雪機のある一ヶ所だけに雪を降らせまして、僕らはソコだけで練習していたんです。他のところは岩だらけです。一般的にアイスバーンというツルツルのところで滑るんで、転ぶと中々止まらないんです。案の定、その日も転びまして。九死に一生を得る時って、よくモノがゆっくり見えるって言うじゃないですか。僕、1週間に2回くらいその現象が起きるんですよ。その時もすっ転んでしまって、ふと見たら岩に向かって行ってるんです。滅茶苦茶ゆっくりに見えるんですよ。(岩だらけ)のところをゴロゴロ転がってしまって。奇跡的にカスリ傷で済んだんですけど」本当、奇跡的に助かってよかったです。そんな転がりまくりの湯浅選手にトリノ五輪に向けて抱負を語って頂きました。「初めてなんで、その場の雰囲気を楽しんできたいと思います」

【プロフィール】
湯浅直樹

0.もどる

(C)フジテレビジョン