「慶応ボーイには負けない!」
山本博
アーチェリーの山本博選手は大学時代、ある選手から言われたこんな言葉が忘れられないそうです。「大学時代に慶応っていうのは、関東のリーグでライバル校だったんです。当時、私が大学1年で入った時、自分が入ると日体大の戦力が上がるんですよ。それでうちの勝率がずっと良くなりましてね。そしたら、慶応の選手が聞こえるように言うんですよ。『山本なんて、アーチェリー取ったら何も残んねぇじゃねぇか』こう聞こえるように言われて腹が立ちましたね。(浜田の「慶応生と日体大生は違うの?」の問いに)違いますね!リーグ戦は冬場に行われるんですけど、向こうの方が暖かそうにして来るもん。みんなお揃い(同じウェア)で行かなきゃいけないでしょ。日体大のクラブジャンバーは薄いのね。ペラペラなの。他には持ってないんですよ。でも、彼ら(慶応生)はコート持ってたり、人によっては車で乗りつける奴もいるんですよ。僕らは駅から歩いて…だから確かにアーチェリー取ったら何も残らないけど、だったらアーチェリーだけは絶対負けられないなと。先輩の言葉で強くしてもらいましたね」先輩の嫌味が五輪メダリストを生んだのです。

【プロフィール】
山本博

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