「遠征帰りでクビ宣告」
高津臣吾
昨年、ホワイトソックスで「ミスターゼロ」の愛称で呼ばれるほど活躍した高津臣吾投手。順調なメジャー1年目でしたが、2年目となった今年、ホワイトソックスからNYメッツに移籍しました。高津投手にとっての最大のハプニングが、この移籍に関するホワイトソックスからの通告だったそうです。「7月、クリーブランドに遠征に行って、まあそれまでずっと打たれていたんで、なんとなく(高津投手に対する)監督の見る目も変わってきたんです。だから『(良からぬ通達が)来るかな』とは思っていたんですよ。遠征が終わったら、通訳のところに代理人から電話がかかって来て『今から移動だろうから、着いたら電話くれ』と。通訳と『何の話だろうね』とか話してたんですけど、(シカゴに)着いたら、『実は…クビになったよ』って。それで『次、君のやることは午前中に荷物を整理して帰ることだ。選手に会いたくなかったら、早く行って荷物をまとめろ』って。だから行きましたよ、朝9時に」こうして荷物をまとめ、シカゴを後にした高津投手。そのホワイトソックスは、ワールドシリーズ制覇というこれ以上ない成績を残しましたが、これについては、いかがですか?「これも悲しいですよね。僕は、今年どこまで不幸なんだと」しかし、シーズン途中にマイナー契約ながらNYメッツへ移籍し、メジャー昇格を果たしましたが、こういった場合、年俸はどうなるんですか?「今年の年俸は、ホワイトソックスが保証してくれてるんです。クビの場合も全額保証してくれてるんです。今年9月にメッツと契約したんですけど、それは新しい契約なんで、それは頂きます。それくらいやってくれないと!クビ(高津投手)と世界一(ホワイトソックス)ですから」と、声高に叫ぶ高津投手。来年は是非ワールドシリーズ制覇を達成して下さい。

【プロフィール】
高津臣吾

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