「日本人初MVP」
大畑大介
ラグビー日本代表の大畑大介選手が最高にエクスタシーを感じた瞬間は、大ピンチからのこんなワンプレーでした。「何年か前の7人制の大会なんですけど、ラスト1分までリードしてたんです。ラスト1分のワンプレーで(大畑選手が)パスをしたら、インゴールで相手に渡しちゃったんです。パスしたら相手が捕って、そのままトライしたんです。それで残り数十秒になって。『やってもうた…負けてもうた。オレの責任や』と思ったんですけど、レフリーに聞いたらあとワンプレーあるって言われたんですよ。相手のキックオフで始まったんですけど、(そのボールを捕って)自陣のゴールから100m走り切って、野球で言う9回のサヨナラ満塁ホームランみたいにトライを取って、その瞬間にゲームが終わったんです。で(このワンプレーで)、その大会史上初めて日本人でMVPを取ったのが僕なんです」自ら大ピンチを生み、自ら大逆転を演じ、そしてMVPを獲得した大畑選手。素晴らしい演出力です。

【プロフィール】
大畑大介

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